骨盤からくる尿もれ|守口市|サンテ鍼灸整骨院
2019/09/11
骨盤が「ゆるむ」とは?
骨盤は「ゆがみ」だけでなく、「ゆるみ(弛緩)」も体の不調に繋がると言われています。
守口市のサンテ鍼灸整骨院のブログへお越し頂きありがとうございます。
本日は守口市のサンテ鍼灸整骨院が、骨盤のお話をさせて頂きます。
「ゆるむ」の2つの意味
「ゆるむ」とは、①緊張がほぐれる、②締まっているものがゆるむ、などの意味があります。これを骨盤の筋肉に当てはめると、2つの相反する意味になります。
①は、無駄な力を抜いている状態です。これは、筋肉が力んでいない良い状態なのです。筋肉は適度に適度にゆるむと本来の位置(ゼロポジション)に戻り、十分に筋肉の活動ができるのです。
②は、十分な力が出しきれていない状態です。例えると、機械のネジが緩んでいる状態です。ネジが緩むとどうなりますか?使い続けていると外れたり、ぐらついたりして故障の原因になりますよね。人間の体も同様に締まっているものが緩むことにより、筋肉が十分に働けなくなり怪我の原因になります。
このように、「ゆるむ」には良い場合と悪い場合があるのです。
女性は骨盤底がゆるみやすい
ゆるみには2つの合い判する意味があることを説明しましたが、悪い場合のゆるみが骨盤底で起こった場合、「尿意切迫感・尿もれ」などの障害が起こります。
骨盤底の筋肉のゆるみが男性に比べて女性に多く起こるのは、男性より骨盤底部の筋肉に開口部が多いことや、妊娠や出産によって筋肉が傷害を受けるためです。さらに女性ホルモンであるエストロゲンが減少することも女性の骨盤底をゆるませる原因です。
※上部の写真は骨盤底の筋肉です。
そもそも、上半身の重みを受け止めている骨盤底部には常に力が加わっています。更に、上半身の重みだけでなく内臓の重量も加わります。したがって、肥満による体重増加・加齢による筋力低下などにより、ゆるみが促進されてしまうのです。
くしゃみをした時に簡単に尿が漏れてしまうのは、瞬間的に腹圧が強くかかり、それが骨盤底にも伝わるためです。その圧を耐えるために筋肉が働いているうちは問題ないのですが、筋肉が弱くなり、瞬時に動くことができなくなると尿もれが起こります。瞬発力を発揮する筋肉は、力を発揮する機会がないと衰えます。
男性は女性と比較して、尿もれになりにくいのか?
尿もれに関しては、男性が女性より有利だと言うことができるでしょう。
男性は肛門を締めると一緒に尿道も締めることができます。女性は、肛門と尿道の間に膣があるので肛門を締めても膣の後ろ側が締まるだけで、なかなか尿道まで締めることができません。ただし、骨盤底の筋肉を締める訓練を行えば、女性でも肛門を締める力で尿道も締めることができるようになります。
このような男女の違いは、女性特有の出産という機能と、それを支える骨盤底の筋肉の構造の違いにあります。
女性の骨盤下口は、赤ちゃんが出られるように男性よりも広くなっていますので、女性の骨盤底の筋肉は男性と比較して大きな面積を持つことになります。その大きな領域に、男性は開口部が2つあるのに対して、女性は3つあるため筋肉の収縮力が低下しやすいのです。
また、女性が男性より尿もれになりやすい理由は、尿道の長さの違いにもあります。女性は尿道が短いため膀胱から出されるとすぐに体の外に出てしまいますが、男性は尿道が長い(女性の約5倍)分、尿道の中に溜まってくれます。そのために腹圧がかかると尿もれしやすいのは女性なのです。
ただし、加齢に伴う筋力の低下は男女平等です。男性に尿もれが無いということではありません。
出産を経験されたママ、50歳代以上の女性は骨盤底筋群を鍛えよう
守口市のサンテ鍼灸整骨院では、ストレッチポール指導を行なっており、「骨盤底部〜横隔膜」のインナーユニットをしっかり働かせるようにセッションを行なっております。
姿勢の崩れ、骨盤のゆがみ・ゆるみ、猫背、巻き肩、腰痛の方にも好評で人気のメニューです。
今、尿もれが気になる方や今後の心配などがある方は是非、守口市のサンテ鍼灸整骨院へご相談ください。
きっとあなたに力になれるはずです。
参考文献:骨盤ナビ
参考画像:ATLAS