四十肩・五十肩

■四十肩/五十肩の原因

■四十肩/五十肩の症状

■四十肩/五十肩の治療法

■四十肩五十肩の痛みで寝れない場合の対処法

■四十肩/五十肩を整骨院で治療するメリット

■まとめ

肩関節周囲炎の多くは、腱板と言われるインナーマッスルに炎症を引き起こす腱板炎。炎症の程度が強い場合には、関節包にまで広がり強い痛みを発する関節包炎。力こぶである上腕二頭筋の腱で炎症を引き起こす上腕二頭筋腱炎。他に癒着性関節包炎、腱板疎部炎、変形性肩関節症、肩峰下滑液包炎、肩関節脱臼など様々です。

肩関節周囲炎の原因は、使いすぎ・使い方の間違い、加齢で発症することもや、原因不明で現れることもあります。肩関節は人の体で一番可動性が高い部位で、骨以外の筋肉や靭帯、関節包などが引っ張られやすいことが起こりやすいと考えられています。

上腕骨の頭の部分は丸くなっており、受け皿である肩甲骨は凹んでいます。それらを包んでいる関節包や滑液包という組織が炎症や拘縮することにより腕が挙がらなくなります。癒着性関節包炎では、炎症を起こした関節包が上腕骨頭と癒着することがあり、肩の関節を動かそうとしても癒着と痛みのため関節の動きが制限されてしまいます。このように、肩関節が動かせなくなった場合を「凍結肩」といいます。

肩関節の回旋(ひねる動き)を行う筋肉の腱が集まっている腱板や、力こぶをつくる上腕二頭筋の腱に炎症が生じると肩峰下滑液包炎を引き起こし、ついには癒着性関節包炎を生じる。

四十肩・五十肩には、大きく分けて3つに区分されます。急性期、慢性期、回復期です。

まずは急性期ですが、痛みが強く、動作時だけでなく就寝時(夜間痛)や安静時にも現れます。基本的に対処としてはアイシングです。何をしても痛み、腕の置所に困る状態です。強い痛みは、発症から2週間程度ですが、1ヶ月程度続く場合もあります。特徴的な痛みは夜間痛です。動いても寝ていても何をしても痛いです。睡眠不足に陥ることも多々あります。この時期は、整形外科などの医療機関で痛み止めの注射や痛み止め薬の効果は期待できない事が多いです。

次に慢性期ですが、痛みが落ち着いてきて腕を少し動かしやすくなります。しかし、無理に動かすと激痛が走りますので動かせる範囲を確認しながら行ってください。発症から6ヶ月程度要します。この時には急性期で特徴的だった夜間痛は軽くなっています。睡眠もしやすくなりますが、時々は痛みで起きてしまいます。

最後に回復期。この時期は痛みが解消しています。肩関節も動かしやすくなり、動かしても痛みを伴わないようになります。しかし、この回復期は肩関節で起こった炎症により、関節包や滑液包が癒着している状態で動かす範囲に制限が出ています。大方の期間としては1年程度ですが、それ以上かかり場合や症状が残る場合もあります。

四十肩・五十肩の肩関節周囲炎は、継続した施術が必須なのです。中には癒着した関節包や滑液包がなにかのキッカケで日常生活の中で自然と剥がれて治る方もおられますが、まれです。

大きく分けては保存的療法と外科的療法があります。外科的療法は専門外ですので、守口市のサンテ鍼灸整骨院での治療法をお伝えいたします。

■急性期

【アイシング】炎症を起こしている患部を冷やします。アイシングはご自身でも可能です。ご自宅にある氷嚢や保冷剤にタオルを巻いて患部を冷やしてください。冷やす感覚は、患部がアイシングにより痛くならない程度に。直接当ててしまうと凍傷の恐れがあるからです。

【超音波治療】振動と温熱により血管を拡張させ血流の改善。神経組織へのアプローチもでき、四十肩・五十肩などの痛みや腫れの緩和にも効果があります。

【鍼灸施術】痛みを和らげる鎮痛効果があります。四十肩・五十肩の慢性期や回復期には患部に刺すことが多くなりますが急性期には直接患部には刺しません。それは、逆に炎症範囲を広げてしまうからです。身体には無数のツボがあり、手や足、頭などのツボからでもアプローチは可能だからです。

【テーピング】四十肩・五十肩の急性期には腕を下ろしているだけでも激痛が走ることがあります。テーピングはなるべく肩関節の動きを制限するように貼ります。

■慢性期

【温熱療法】温めることで患部の血行を促進し痛みを和らげます。守口市のサンテ鍼灸整骨院では、干渉波治療機に温熱効果も付いていますのでご安心ください。

【アイシング】患部に熱を持っている場合は冷やします。

【超音波】血流改善だけでなく、筋緊張の緩和に繋がります。

【鍼灸】体にある無数のツボに対してアプローチをし痛みの緩和につなげます。また、炎症がなく痛みが落ち着いている時には四十肩・五十肩によって固くなっている筋肉や、それによって引き起こった肩こりや頭痛にも効果があります。

【マッサージ・整体】四十肩・五十肩は痛みが強いので、周辺の筋肉にも影響を与えて固く緊張させてしまいます。そのため、肩甲骨周りや首・肩のこわばりを取り除くためマッサージや整体で痛みの緩和と可動域の改善をしていきます。

■回復期

【マッサージ・整体】この時期には痛みがあまりありませんので患部や患部周辺の筋肉ほぐしていきます。肩の関節は上腕骨と肩甲骨で構成されていますが、鎖骨や胸骨、胸椎とも連動していますので肩甲骨はがしも行いながら同時に動かしやすくしていきます。

【可動域の訓練】筋肉がほぐれてくると関節の動きを妨げているものが無くなってきますので、固まっている関節に負荷をかけながら可動域の改善をしていきます。

整骨院では、医療機関と違い注射や薬を出すことが出来ません。しかし、整形外科とは違い手技による治療が可能です。今、どの筋肉が固くなっているのか？どの角度まで挙がるのか？どのように自宅で対処すればよいのか？など一人ひとりに合った治療やアドバイスを行うことが出来ます。そして一番重要なのが運動療法です。守口市のサンテ鍼灸整骨院では、様々な症状で悩まれている方へ自宅で出来るストレッチやエクササイズも指導しているのですが、数日後に確認すると我流の方法でストレッチやエクササイズを行っていることがあります。そういった事も踏まえ、何度もアドバイスをさせて頂いてます。それは、治療や運動を怠って肩の関節が拘縮してしまうと日常生活にも影響が出てしまうからです。

当院に肩が挙がらないから挙げるようにして欲しいと来院される方が過去に数名おられました。話を聞くと、他の治療院で四十肩・五十肩の施術を行っていて痛みがなくなったから行かなくなった。数年して肩ががらないのが不便だということで来院されましたが完全に肩の関節が固まってしまっていてどうすることも出来ないことがありました。

この記事を読まれている方には、そのような悩みにならないようにしっかりと治療をするようにオススメします。

四十肩・五十肩は必ず、急性期・慢性期・回復期へと移行していきます。急性期・慢性期の痛みは必ず無くなっていきます。しかし、痛みの期間は人それぞれで、早い方は2週間から1ヶ月程度、長い方は半年近くも痛みを抱えてしまう方もおられます。その痛みが続いている間に筋肉や関節が固まり動かす範囲が狭くなってしまいます。治療を疎かにすると回復も遅くなったり、自己判断で運動をしてしまうとかえって悪くなったりします。

当院は、守口市と寝屋川市、門真市とも近く、大阪市内などの多方面からの四十肩や五十肩で来院される方がおられます。

自己判断せず、守口市のサンテ鍼灸整骨院へご相談ください。