骨盤は運動にどのように関係するのか!|守口市|サンテ鍼灸整骨院
2019/09/12
骨盤と運動パフォーマンス
骨盤が安定していると、動作がスムーズに行えます
このブログは、守口市のサンテ鍼灸整骨院がお伝えする骨盤のお話しになります。
骨盤の安定とは?
スポーツや動作において「パフォーマンスが良い」という時ってどのような時でしょうか?それは、目的の動作がスムーズに行えているときに言うことが多いと思います。それには、骨盤が「安定」していることが重要になります。
骨盤の安定には、静止している時の「静的な安定」と、動いている時に「動的な安定」があります。静的な安定とは、「骨盤を固定」です。骨盤を固める方向に力を発揮して、動いていないように見える状態です。野球でいうと、キャッチャーがボールを受けた瞬間です。来たボールの衝撃に対抗する為や上半身・下半身を動かしやすくする為です。
一方、動的な安定は、「動きの中で骨盤が安定」ことを言います。姿勢を崩すことなく、次の動作に移れる骨盤のポジションのことで、野球でいうとボールを投げる瞬間にことです。
骨盤は動いていますが、瞬間的に固まることで常に全身を支持しています。この安定性と次の動作に移動できる不安定性がバランスよく連携することで、滑らかに動くことができるのです。
骨盤の安定は股関節の安定
骨盤の安定性で凄く関係するのが、股関節です。股関節は可動域(動く範囲)の広い関節です。例えば、立った状態で前屈(前かがみ)すると、体重は前にかかります。そして、関節は屈曲(曲げる)の方にか力がかかります。
重心線(図)が足で支えられる範囲の外に出てしまうと、身体は前に倒れてしまいます。この時、前に働く力に対して、大臀筋(お尻の筋肉)やハムストリングス(太ももの裏の筋肉・膝を曲げる筋肉)が働いて股関節をまっすぐに戻そうとする方向に働く力、これが安定です。
骨盤の動きに関わる筋肉は40以上あり、このうちの大部分が股関節の動きに関係しています。それだけの数の筋肉が微調整しながら股関節を固めるように働くことで、骨盤の安定を行なっています。骨盤の安定は、股関節のコントロールによって行われます。
ガニ股では早く走れない
皆さん、なぜ「ガニ股」の姿勢では早く走れないのか分かりますでしょうか?
走る動作では、左右の足が交互に繰り出され、片脚立ちになる瞬間があります。この時に、股関節・膝・足首が一直線上につながって骨盤を安定すると、無駄な力を使わずに滑らかに走ることができます。
反対に、膝が外側に出て股関節・膝・足首が一直線上にならない「ガニ股」の姿勢では、骨盤が後方に下がりやすくなり、安定させようと周囲の筋肉が余計なエネルギーを使うことでスピードが落ちてしまいます。それだけでなく、骨盤が後方に傾くことにより腰痛、余計なエネルギーを使うことにより筋肉に負担がかかり肉離れの原因にもなります。
「ガニ股」の姿勢で地面を蹴る時、膝の向きが外側に開くことで、地面を蹴った力が斜めに伝わりますのでスピードが落ちます。これも上記と同様に、膝が外に向くことにより膝関節にも負担がかかり、膝痛の原因になります。
さらに、「ガニ股」は、支える脚側の股関節を固定する筋肉に負担させることになります。この股関節固定筋が十分な力を発揮できなくなると、大臀筋の収縮(縮む)も不十分になります。また、ハムストリングスが股関節の伸展ではなく、膝関節の屈曲に優位に作用することで「ガニ股」では、お尻が下がる(つまり骨盤が下がる)状態で走ることになります。
すなわち、骨盤の位置が不安定となり、一層推進力が下がることになるのです。
治すには整体・骨盤矯正
運動パフォーマンスをあげるには正しい姿勢が重要です。さらに、集中力にも影響してきます。
現代では、スマホ・パソコンの普及で殆どの方が毎日のように長時間触っていることが多く、知らず知らずに姿勢が崩れて猫背や巻き肩になっています。
正しい姿勢だと集中力が上がり、スマホ・パソコンも長時間行えます。
守口市のサンテ鍼灸整骨院では、全身の筋肉や骨格の歪みを整えるリセット療法、部分的に筋肉や骨格を整える猫背・姿勢矯正治療を行なっています。
どこに行っても治らないと言う方は、諦める前にぜひ当院へご連絡ください。
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参考文献:骨盤ナビ
画像:PhotoAC