股関節痛【グロインペイン症候群】|サッカー選手に多い

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股関節痛【グロインペイン症候群】|サッカー選手に多い

2019/11/20

サッカー選手の股関節痛

鼠径部痛(そけいぶつう)とは?

グロインペイン症候群

股関節とは股周辺のことを言いますが、前面のことを鼠径部(そけいぶ)と言います。

今回、お伝えするのはサッカー選手に多い鼠径部の痛みに関する内容です。どんなスポーツでも鼠径部を痛める可能性はありますが、特にサッカー選手に多いのが鼠径部痛症候群。別名→グロインペイン症候群。

この、グロインペイン症候群は骨折や脱臼、肉離れ、鼠径ヘルニア、恥骨結合炎、大腿直筋炎、内転筋付着部炎、腹直筋付着部炎などの変化がないないにも関わらず股関節部に痛みが発生するものを呼びます。

【原因】

・股関節の使いすぎ

・柔軟性の低下

・直逹外力(タックルなど)

・長時間の繰り返し動作(キックやランニングなど)

 

上記の様なことが原因となり、炎症が起き、痛みにつながります。

【症状】

・圧痛(押さえての痛み)

・運動痛

・症状が悪化すると内転筋付着部や下腹部まで放散痛

 

グロインペイン症候群の初期症状は、日常生活では痛みが少なく、運動を行うと痛みが現れます。しかし、慢性化すると日常生活でも痛みが現れます。

下記の写真に痛みが出る部位です。

写真A

写真B

検査・テスト

写真A:片脚立ちで体を前屈→脚を挙げた方の股関節に痛みが走れば陽性

写真B:片脚立ちで挙げた方の骨盤が下がれば陽性

治療・リハビリ

急性症状や痛み発生から半年以内なら2週間程度の安静が必要です。もちろん、ランニングも中止して下さい。股関節は常に荷重がかかりますので安静が最も効果的です。

初期のリハビリとしては、股関節の可動域訓練、筋力強化、内転筋などのストレッチ。筋力低下が必要な理由としては、過度に使いすぎると反対に筋力が低下してしまうからです。

股関節の痛みが軽減してきましたら、次に徐々に負荷をかけていきます。水中歩行やエアロバイクなど。痛みが再発していなければ、ジョギングやボールを蹴る動作に入ります。痛みが消失したからといって早期再会は逆に再発につながり慢性化してしまいます。決して焦らず、自分のパフォーマンスを確認しながら負荷を上げる様に行なって下さい。慢性化してしまうと数ヶ月の休憩が必要となります。

 

私も、股関節の痛み苦労しました。ですので、あなたの体への理解も十分承知しています。無理をせず、痛みを改善していくことが最も速道ですので、股関節の痛みでお悩みの方は一度ご相談ください。