慢性の肩こり・腰痛に湿布は効果なし!?|サンテ鍼灸整骨院|守口市
2019/07/22
皆さんは、湿布の効能を説明できますか?
皆さんが湿布を貼るときはどんな時ですか?
・肩が痛い、凝っている時
・腰が痛い、凝っている時
・首が痛い、凝っている時
・膝が痛い時
・頭痛がある時
・歯が痛い
・神経痛がある時
・ケガをした時 などなど
なんとなくこんな感じではないでしょうか?
湿布を貼って治っている方はおられますでしょうか? 湿布を貼ったことにより痛みが無くなったのを治ったと思っているだけではないでしょうか?
では、湿布を貼ると実際にはどうなるのかを説明していきますね。
①湿布に含まれる鎮痛薬で痛みを感じにくくなる
②神経の働きが鈍り痛みが感じにくくなる
③血管が縮む
④血流が悪くなる
⑤筋肉や神経に送られる酸素の量が減る
①②痛みを感じにくくなるなら貼る方が良いやん!と思った方もおられると思います。
では、③④⑤はどうでしょうか。
①湿布に含まれる消炎・鎮痛薬で痛みが感じにくくなる
湿布には抗炎症・鎮痛の効果のある成分が含まれております。その成分が皮膚から吸収され、血管に入り炎症を抑え・鎮痛効果を発揮します。
湿布が最大に効果を発揮するのは、ケガ場合です。ケガをすると、組織の損傷に伴い炎症が起き、腫れてきます。損傷の程度が大きい方は内出血も起こします。湿布には炎症を抑える効能がありますのでケガを起こした時は効果的です。私個人的には湿布より、アイシングの方が炎症の引きが速いと思います。自宅で行うとすれば、保冷剤にタオルを巻き、直接患部に当ててあげてください。
もちろんケガだけでなく慢性的な肩こりや腰痛・歯痛や膝痛にも効果があります。それは鎮痛薬が入っているので。
しかし、慢性的な腰痛や肩こり・歯痛や膝痛の方が湿布を貼って治ったという方はほとんど聞きません。それは後ほど説明していきますね。
②神経の働きが鈍くなり痛みを感じにくくなる
湿布を貼ると血管が縮みます。血管が縮むと内出血を起こした部位は少ない出血量で済むのですが、同時に神経や筋肉にいく酸素量が減ることにもつながります。血液は全身に様々な栄養分を運ぶ役割を持っていて、酸素も血液によって運ばれます。神経にも酸素が必要で、その酸素が減るということは神経が正常に働きにくくなり鈍ってしまいます。それで痛みを感じにくくなるのです。一時的ではありますが、痛みを感じにくくなることは嬉しいですね。しかし、その他の栄養分はどうでしょうか?別の不具合が起きそうですよね。
③血管が縮む
湿布を貼ったところは消炎鎮痛成分が皮膚から血管へ吸収されて痛みは和らぎますが、まず血管が縮みます。
【なぜ血管が縮むの?】
消炎鎮痛薬は、プロスタグランジンなどの発熱を伴う血管拡張物質の産生を抑えこむように働き、血管を収縮させて炎症を抑えます。
【炎症がを抑えれるなら良いのではないか?】
その通りです!炎症が抑えれるなら全然問題はないです。
しかし、炎症が起きている時はどんな時ですか?
・頭痛?
・肩こり?
・慢性腰痛?
上の3つなどは炎症が起きているとは思えないですよね!?
お気づきになられた方もおられると思いますが、炎症が起きる時は「ケガ」をした時ですよね。
ですので、「ケガ」を起こされた時は湿布の効果が最大限に働きますが、炎症が起きていないとどうなりますでしょうか?
「血管収縮で血流が悪くなることにより、老廃物が溜まり、酸素供給が悪くなったりして慢性疾患には逆効果になります。」
④血流が悪くなる
こちらは③でお伝えしましたように消炎鎮痛薬により血管が収縮するので血流が悪くなります。
血管を縮めることで出血をした際には早く止まるという効果があります。転倒した、打撲した、捻挫したなど痛めた原因がはっきり分かっているものは、出血が表面に現れていなくても時間が経つにつれて表面化してくることもあるので、湿布の効能で出血を最大限に抑えて腫れを予防するのにも良いと思います。
しかし、慢性的な肩こりや腰痛は例外を除き炎症は起きていませんし、内出血も引き起こしていませんので症状を悪化させます。
⑤神経や筋肉に送られる酸素量が減る
こちらも同様に③でお伝えしましたように、消炎鎮痛薬により血管が縮み、酸素不足に陥ります。
筋肉も神経も正常の働かせようとするには酸素が必要です。その酸素が少なくなることにより筋肉の疲労物質が改善されにくく、神経感覚が鈍くなります。神経の感覚が鈍くなることにより痛みが和らぎます。
「痛みがなくなるなら良いじゃん!」と思った方もおられますよね。痛みがなければ良いとお思いの方はここで読むのをやめて頂いても結構です。
人は日常生活を送る上で体を動かしています。日々の疲労は回復できてますでしょうか?睡眠により回復できている方は良いでしょうが、ほとんどの方は睡眠だけでは回復できていない方が多いです。血管が縮むことにより血流不足に陥り更に悪化していないでしょうか?
では、どうしたら良いの!?
今までお伝えしてきた内容を要約すると、【 湿布が効果的に効くのは怪我の時 】ということです。
では、肩こりや腰痛、頭痛や神経痛、肩こりからくる歯痛などはどのように治せるの?
【治療法】
・運動
・ストレッチ
・ヨガ
・マッサージ
・整体
・姿勢矯正・改善
・湿布を貼らない
ということになります。しかし、上記治療法の中から一つだけ行っても改善されないと思います。
運動+ストレッチ、運動+マッサージ、運動+姿勢改善 のように運動とプラス何かを足してください。
時々、マッサージをしても治らないという方がおられますが私もそう思います。マッサージだけではダメなんです。
凝り固まっている筋肉を動かしてあげて、体を上手に使うために正しい姿勢にしてあげなくてはなりません。
当院の施術
〜正しい姿勢をインプット〜
皆さんは正しく姿勢を取れていますか?
私は、私も含めて正しい姿勢を取れている方はいないと考えています。人は動くことにより生活が成り立っているため日常での癖や、お仕事で様々な姿勢を余儀なくされているので必ず歪みで「肩こりや腰痛、首痛」が出来てきます。時々、痛みやコリがない方もおられますよね。そのような方は、体を支える筋力のバランスが良い方でしょう。たまに感覚が鈍くなっている方もおられますが。。。
守口市のサンテ鍼灸整骨院では、姿勢改善の施術を行い、凝り固まった筋肉をマッサージで緩め、歪んでしまった背骨・骨盤を正しい位置に骨盤矯正・背骨矯正を行うことにより戻します。
【注意事項】
姿勢はすぐに改善されるわけではありません。
肩こりや腰痛で悩まれている方は、脳が悪い姿勢を覚えてしまっているので正しい姿勢を脳に記憶させることから始めます。
ですので、当院は週に2回・約3ヶ月を目安として来院して頂いています。その上で、自宅で行う運動指導やストレッチ指導もさせて頂いております。
運動やストレッチは当院の施術で、その時に改善したのを継続していただくために必要なことですので一緒に治していきましょう!簡単で時間も短い運動・ストレッチですのでご案しください。
お悩み・ご相談があればお気軽にご相談ください。