【原因不明の腰痛】問題は「冷え」かも！？｜サンテ鍼灸整骨院

 

【肩こり・腰痛】血流の悪化が痛みを誘因

家事や仕事などの日常生活で同じ姿勢を長く続けていると、筋肉が緊張して血管を圧迫することで血液の流れが悪くなります。すると筋肉内の老廃物が排出できずに溜まったままとなってしまい、痛みや凝り（こり）を引き起こします。全てではありませんが、慢性的な痛みやこりは血行不良によるものが多いです。冷えも血行不良を引き起こす要因の１つですから、体を温めることは凝りや痛みの予防・改善に繋がります。

 

【胃腸の不調】冷えは胃腸の動きを鈍らせる

「胃がもたれたり痛む」「下痢や便秘になりやすい」という人は、冷えにより胃腸の機能が落ちている可能性があります。冷たい飲食物を控え、内側から冷やさないようにするのはもちろん、腹巻等で外側から温めることも大切です。私も強い冷え性に悩まされていたのですが、腹巻をするようになってから大きく冷え性が改善されました。

そして冷え性の方は、体を温める「陽性食品」を摂取するように心がけてください。陽性食品は、寒い地域で育ち、体を温める食べ物のことです。反対に、暑い地域で育ち、体を冷やす食べ物を陰性食品と呼びます。陽性食品の主な食品は、「生姜、ニンニク、ゴボウ、レンコン、黒豆、魚や肉、味噌、卵、リンゴなどの」色が濃い、塩気が強い、水分が少なく固め、寒い土地、冬の食べ物になります。生姜などは毎日飲むコーヒーや紅茶に入れてあげても良いと思います。

 

【不眠】放熱しにくい体は、睡眠の質を下げる

人間の体温は起床とともに上がり、夜になると下がるようになっています。眠りに入る前は、体に溜まった熱(深部体温)を下げるために、手足の先の血管を拡張させて血流を増やし、熱を放散します。その体温の変動をきっかけに体が眠りの体制に入っていくのですが、手足の冷えを感じている人は、熱を上手く逃すことができず、質の良い睡眠が得られません。睡眠の改善には、寝る前にお風呂に浸かり体を温めるのが有効です。入浴の際に、泡の出る入浴剤も大きな効果があります。自分の体に泡が引っ付き、弾ける際の微細な振動が深部まで熱を届けてくれるのです。

 

【太りやすい・痩せにくい】基礎代謝に影響する冷えは太りやすさと表裏一体

私たちの体の中では、食べたり飲んだりしたものを速やかにエネルギーに変え、体の隅々まで栄養を行き渡らせ、要らないものを速やかに排出する「代謝」が行われています。すなわち、基礎代謝が高い人は脂肪を溜め込まないので、脂肪燃焼が起こりやすく、老廃物を溜め込まないので便秘知らずになります。

体温が高い人は、血液循環も良好なので脂肪の温度が下がりにくく、すぐに脂肪を燃焼できる体制が作れます。体温が１度下がると、基礎代謝力が１２％も下がります。これでは、同じカロリーを摂取しても体温の低い人ほど摂取したカロリーがその後消化されず、脂肪や老廃物として溜め込まれてしまう事になります。

 

これらはほんの一例であり、「冷え」は全ての不調の入り口と言っても過言ではありません。自覚がある方は、これ以上の悪化や新たな不調が出る前に、一度生活習慣を見直してみることをお勧めします。