【自律神経失調症を鍼灸で改善】守口市・寝屋川市・門真市

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【自律神経失調症を鍼灸で改善】守口市・寝屋川市・門真市

2019/11/30

自律神経失調症も「巻き肩解消の手振り体操」でよくなった!

自律神経失調には様々な症状が出現します。大きく分けると3つ。メンタル(精神的)、環境、肉体的への強い負荷が問題となります。どれも共通して言えることは、首・肩・背中の筋肉の緊張が非常に強く緊張しているということです。

 

《以前のブログも参考にご覧ください》

巻き肩からおこる自律神経の不調

自律神経は骨格を変えれば改善する

巻き肩は自律神経にも影響する

 

47歳のMさんは、頻繁にめまいや頭痛、動悸、息切れなどがするようになり、気にはなっていたが更年期障害だと思っていたので様子を見ていたようです。今まで大きな病気をした事もなく、あるとすれば冷えと不眠、肩こりが慢性化している事だったそうです。

しかし、数ヶ月前から胸が締め付けられるような苦しさが1日に何度か出現するようになり、不安に思い病院に行ってみたが、どこの病院に行っても「血液には異常がないです」「骨には異常がないです」など精密検査を受けても異常がないと言われたようです。

病院で共通して言われたことは、「ストレスからでしょう」ということです。実際に思い当たるところがあったようで、仕事も忙しく、些細なことでもイライラしたりして、多少の自覚はあったようです。

そして、最後に行かれた病院では「自律神経失調症です」と診断されたようようで、どこの病院でも薬を処方されただけで、それ以上の治療はないと言われたそうです。

 

Mさんが当院へ来院された時に私が一番目に着いたのは、姿勢の悪さです。

背中が丸くなり、頭が前に出て、腕をダラ〜ンとぶら下げ、巻き肩になっていました。

当院で週1回の施術を2ヶ月受けてもらいながら、まずは自宅で巻き肩の解消「手振り体操」を行なってもらいました。そうすると、肩こりが少し楽になりました! 夜が少し寝やすくなりました! と報告を受けました。胸を締め付けられる苦しさは全くなくなったようです。

そして施術を重ねていくと、肩こり→頭痛→動悸→息切れ→めまい→不眠→冷えと、辛かった問題が解消されていきました。様々な症状があったので、私は目の前の症状を一つずつクリアしていく施術を行い、結果的に問題だったのは【冷えと筋力不足、そして姿勢の悪さ】からくる酸欠状態だと結論付けました。

姿勢が変われば『前向きな考え方』に変わる理由は背骨にある

友達がいない、お金がない、仕事を失う事よりも人が一番不安になるのは健康を害してしまう事です。

体のどこかに痛みやだるさがあると、それだけで本来の調子が出しきれなくなります。通常ならサクサクと出来ることでも決断が遅くなってまったりします。

例えば、肩が凝っているだけでも、痛みに気が取られれば集中力は続かなくなり、たとえ好きなことをしていても、心から楽しめなくなります。

そしてこれは、痛みだけでなく姿勢にも同じ事が言えます。

何らかの理由や原因により姿勢が悪くなると、健康を害した時と同じように、不安になりやすくなったり、なぜか人との関わりも躓きがちになってしまうのです。

これには理由があり、姿勢が悪くなる事で、背骨がゆがんだり曲がったりしていると、自律神経にも直接的な影響が出てくるからです

自律神経の働きは、交感神経と副交感神経の二つに分けられますが、その中でも交感神経からの指示ルートは、『交感神経幹』という特殊な場所を通ります。

交感神経幹というのは、内側(脳)と外側(末端)の中継の役割になっているので、脳からの指令は一旦この中継所(自律神経節)に入ってから、それぞれの目的地へと向かいます。

 

では、その中継所と背骨にはどんな関係があるのでしょうか?

それは、交感神経幹は背骨の左右に沿って頭の付け根から尾骨(お尻の骨)まで存在し、それぞれの中継所が背骨の両脇にびっしりとへばりついています。そうすると背骨がゆがんだり曲がっている人は、交感神経幹にも無理な引っ張りや圧縮がかかってしまうために、自律神経のバランスも乱れやすくなります。

 

また、副交感神経からの指示は、背骨の中にある脊髄を通りますから、交感神経と同様にやはり背骨がゆがんだり曲がったりしている人は、それに伴って副交感神経も働きにくくなります。

 

姿勢がよくなる事で、交感神経幹や脊髄に無理な引っ張りや圧縮がかからなくなれば、脳から末端への連絡も伝わりやすくなり、自律神経が働きやすくなるのです。

 

そして、自律神経のバランスが整ってくれば、肩こりや頭痛などの痛みの症状も全般的に起きにくくなりますし、体に痛みや不安がなく体調の良い日が増えれば、メンタルも安定し精神のバランスが整っていきます。

 

そして、精神面が安定してくれば当然のことですが表情にも変化が現れます。

眼輪筋(目の周りの筋肉)が緩み、目に優しさが出てきます。

反対に、精神面が不安定だとネガティブな思考が顔の筋肉を緊張させ、いつも引きつっているような気まずい表情を作ります。また、表情筋の血流が悪くなることでシワやシミ、たるみやむくみなどの老化現象も進行します。

骨格を変えれば『考え方が変わる・肩こりや頭痛などの症状も改善する』事がお分かりいただけましたでしょうか?

もちろん、原因はそれだけではない事もあります。しかし骨格のゆがみは大きな原因の一つでもありますので、少しでも自分に当てはまるような事があればしっかりと治療を受けることをお勧めします。そして、治療は途中でやめないこと!少し楽になったからと言って、急に治療を途中でやめる方は結構多いです。そして、再発。これを繰り返す方も多いですので、先生と相談しながら、楽になったのであれば通院期間を広げていきながら最後まで治しきる。

 

当院では、鍼灸施術と矯正施術で自律神経の乱れを改善する施術を行います。